カミングアウトされた内容について勝手に他人に言いふらしてしまうアウティング。
本人が特定のメンバーにしかカミングアウトしていないケースはあります。
今回はアウティングについて、カミングアウトとの違いも含めてご紹介しましょう。
アウティングとは
アウティングとは「性的指向や性自認といった他人の情報を、本人の許可を得ずに、第三者に伝えてしまう行為」です。
近年では学校や職場といったオフラインのコミュニティに加え、SNS上で暴露されることで、いじめに発展したり、生活に支障がでたりするなどの問題も見受けられます。
LGBTQ+関連の情報はとてもセンシティブでプライベートなものであり、カミングアウトされたからといって、第三者に伝えてよいことにはなりません。
当事者は大きな勇気をもってカミングアウトをしてくれました。その気持ちに寄り添い想像し、アウティングは絶対にやめましょう。
アウティングとカミングアウトの違い
アウティングと似ている表現として、カミングアウトがあります。
カミングアウトとは「LGBTQ+当事者が自らの性的指向や性自認について伝えること」です。
一方でアウティングは「本人の了解なく、他人の性的指向や性自認に関する情報を勝手に第三者に言いふらすこと」であり、本人の意思により伝えたのかどうかという点で異なっています。
アウティングを防ぐためには
それではアウティングを防ぐためには何ができるでしょうか。
まずは、本人にカミングアウトされた際の対応が重要となります。
LGBTQ+に関してカミングアウトするのはとても勇気がいる行動です。
あなたのことを信頼しているからこそ伝えてくれています。
その中で、自分以外に誰に伝えているのか、なぜ自分に伝えてくれたのか、相手が困っていないのかなどについて、相手に寄り添って対応しましょう。
まとめ
今回は、アウティングについて解説しました。
アウティングは相手の信頼を裏切る行為ですので絶対にやめてください。
少しでもストレスのない社会を実現するために、あらゆる人たちへの想像を働かせて理解を深めましょう。