What's LGBTQ+

大切なことは漫画が教えてくれる。LGBTQ +を扱っているオススメ漫画! 

大切なことは漫画が教えてくれる。LGBTQ +を扱っているオススメ漫画! _title

努力、友情、勝利…。
ファンタジー、熱血、恋愛…。 

漫画はあらゆることを教えてくれます。 

 

ということで、今回はLGBTQ+を扱っている漫画を紹介致します。 

  

漫画だから、とあなどる事なかれ。 

今回紹介する作品は、漫画だからこそできる素晴らしい表現に溢れたものばかりです。 

この機会にぜひ読んでみて下さい。 

1.『弟の夫』/田亀源五郎 

大切なことは漫画が教えてくれる。LGBTQ +を扱っているオススメ漫画! _1
この作品は界隈では有名なので知っている人も多いのではないでしょうか。 

数々のマンガ賞を受賞し、2018年にNHKでドラマ化もされています。 

  

妻と離婚して小学生の娘と2人で暮らしている主人公弥一の元に、亡き弟の夫であるゲイのカナダ人マイクが現れます。 

ゲイに対する偏見や恐怖に似たものを抱いていた弥一ですが、マイクと共同生活をしていく中で、ゲイや性的マイノリティについて知り、理解を深めていくというお話です。 

  

この作品は、性的マイノリティー側の視点から苦悩を描くだけではなく、主にマジョリティー側の主人公弥一の目線で進行していきます。 

  

また、作者の田亀源五郎さんはゲイ漫画界では有名人であり、この作品は初の一般誌での連載でした。 

ゲイカルチャーに対して造詣の深い田亀さんだからこそ描ける心温まる漫画です。 

2.『ぼくたちLGBT』/トミムラコタ 

LGBTQ+とは?知ることからはじめよう!_1
LGBTQ+について理解する入り口としてピッタリな漫画です。 

  

作者のトミムラコタさんは26歳でバツイチ子持ちのバイセクシュアルであるとTwitter上でカミングアウト。 

それ以来、周りの人からもカミングアウトをされることが増え、読者に「こういう人もいるんだ」と気軽な感じで見てもらえるようなマンガを描きたいという想いから、この漫画を描きました。 

  

トミムラさんの実際の体験や周りの人へのインタビューを元に作られており、99.9%が実話です。 

バラエティ豊かなLGBTQ+の方々が登場し、重苦しくなくコミカルに描かれています。 

  

あらゆる性的指向、性自認の人が存在することが理解できるとともに、カミングアウトがどういう意味を持つものなのか、どういう思いでするものなのか、といったことも知ることができる素晴らしい漫画です。 

3.『うちの息子はたぶんゲイ』/おくら 

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こちらの漫画はLGBTQ+を扱う作品として、とても新しい描き方をされています。 

  

物語は基本的に母親の目線で描かれます。 

男子高校生の息子は、隠し事が苦手な可愛らしい性格だが、どうやら同級生の男の子が好きらしい。 

母親は息子がゲイかもしれないと気づきながらも、一般的な高校生が普通に恋愛をしているように見守ります。 

  

マイノリティとマジョリティ、被害者と加害者、虐げられるものと支配するもの…。 

といった対立構造や二元論的な視点で性的マイノリティを描くのではなく、 

この漫画の中ではゲイであること(かもしれないこと)が普通の事として描かれています。 

  

著者のおくらさんは本作執筆をきっかけに自身がゲイであることを母親にカミングアウトをしたようです。 

  

この漫画のようにLGBTQ+であることが普通の事として受け入れられる社会でありたいですね。 

4.『しまなみ誰そ彼』/鎌谷悠希 

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舞台は広島の尾道。
 

高校のクラスメイトから「お前ホモなの?」と言われ、自身の性的指向に悩み自殺をしようとする主人公。 

そこに不思議な女性「誰かさん」が現れ、性的マイノリティの人達が集う談話室へとたすくを案内します。 

たすくはその談話室で出会う様々なLGBTQ+の方たちと交流することで、自身のアイデンティティと向き合っていきます。 

  

構図、設定、台詞…全てが美しく表現が奥深く、読者の心情に強く訴えかけてくる漫画です。 

  

同じような悩みを抱えている中高生にぜひとも読んで欲しい作品です。 

5.『青のフラッグ』/KAITO 

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話題作を多く世に出しているWEB雑誌「少年ジャンプ+」で連載されていた今作。 

『しまなみ誰そ彼』と同様、学生に読んで欲しい作品です。 

  

ストーリーは王道の三角関係です。 

主人公の太一は、野球部キャプテンでクラスの人気者の桃真に想いを寄せています。 

しかし、同じクラスメイトの二葉も桃真が好きな様子…。 

  

青春の真っ只中である高校生。 

その渦中で同性に好意を寄せていることの葛藤や友情、それぞれの未来まで丁寧に描かれています。 

  

学生だけでなく、大人になった人達もこの漫画を読めば青春の甘酸っぱさを思い出せるかと思います。 

それと同時にLGBTQ+の方々への想像の幅が広がるかと思います。 

まとめ 

大切なことは漫画が教えてくれる。LGBTQ +を扱っているオススメ漫画! _5
漫画は間口が広くて気軽にあらゆる世界を体験することができます。 

  

今回紹介した漫画以外にもLGBTQ+を扱った漫画は数多くあります。 

ぜひとも1冊は手に取ってみて下さい。 

漫画といった身近なコンテンツからでも、多様性を知り、感じることが共生社会の一歩に繋がるかと思います。